パインソー「miLE」第1話の事。
去る2016年2月13日。
私は下北沢にあるシアター711で、北海道の劇団「パインソー」の「miLE」を観てきました。
このお芝居は、「れんぞくきかく」と銘打って、全部で3話構成の舞台になっています。
とはいえ、1日に全てを上演するのではなく、1公演につき1話。
物語は1話完結となっている為、どれか1つだけ観ても大丈夫。
でも、全3話観ると、全ての話が繋がる様になっています。
前回「namuH」という公演を観に行った時もそうだったんですが、お目当ての役者さんは何人かいても、観終わると、全ての役者さんが魅力的になるのが、パインソーのすごいところ。
【物語】
「HOLDER」と呼ばれる特殊能力を持った人と、その周りの人々の話。
第1話は現代、第2話はその少し先の未来、第3話は過去と遠い未来の話が描かれています。
【出演者(敬称略)】
赤谷翔次郎(山岸)、藤谷真由美(千代)、山崎亜莉沙(朝露こゆみ)、川井"J"竜輔(朝露博士)、小石川慶祐(矢崎)、渋木こうすけ(岡峰)、戸澤亮(ハルイチ)、小山めぐみ(翔子)、川本成(全話ゲスト)、砂川禎一郎(1話ゲスト)
今回は、第1話の話。
女優陣は面白いし、美しい!!
山崎さんは、テンション高めの変わった役が多いけど、今回は可愛らしい女性の役。
でも可愛らしさの中に、岡峰とのシーンなど、芯のある美しさがありました。
めぐさんは、大人から子供まで幅広く。翔子かわいい。
そして、その美貌からは想像がつかないドスの効いたお芝居が飛び出したり(笑)
藤谷さんは、オープニングのダンスでまずびっくり。開脚が美しかった。
千代は、弟思いのいいお姉ちゃん。
千代と翔子のコンビがなかなか良い感じでした。
男性陣は本当に個性豊か。
Jさんは、掴みどころのない、不思議な博士を本当に違和感なく演じてらっしゃって、なんとも言えない存在感でした。
正義なのか?悪なのか?
赤谷さんは、スーツがビシッと決まっていて、すごくかっこよかったです。
短髪も素敵。
「人殺しはクセになるわ」
「趣味程度にしておくよ」
という台詞があったりして、ヒール的ポジション。
オープニングで皆さんいろんなポーズされてますが、赤谷さんのポーズが一番すきです。
戸澤くんは、ネクステージの公演以来だったけど、弟役がとても可愛かったです。
衣装で被ってた帽子がすごくもふもふで、触りたいなぁなんて思ってました(笑)
渋木くんは、普通の人がやったら「えっ・・・」ってなっちゃう様なシーンでも、さっとそつなくこなしていて、全く嫌悪感を感じさせないのが凄いなと。どんな役でも出来ちゃう。
しかも、出演者の中で一番若い20歳だと言うから驚き。
ゲストのお二人、特に成さんは、ゲストとは思えないほど重要な役どころ。
砂川さんも割と満遍なく出ていて、見ごたえがありました。
小石川さんは、もう、矢崎のかっこいいこと!!
「HOLDERのみを殺す能力を持ったHOLDER」の役だったのですが、陰を背負った感じがたまりません。
子供の頃、誤って友人に能力を使ってしまってからというもの、感情を表に出さず、山岸と共にHOLDER殺しをする日々。
1話の最後には岡峰と対峙して、その能力でどこかへ飛ばされてしまうのですが、そのシーンの迫力が凄かったです。
・・・かと、思ったら、カーテンコールでアンケートの案内がしどろもどろになったりと、ギャップ好きにはたまりません。
今回の「miLE」で一気にファンになりました。
以上、1話の感想でした。
2話以降はもっとまとまった感想になるはずです・・・。