主食:舞台

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ここまで『現地』が優勝する舞台なかなかないー『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.3-ー

10/2~10/11まで東京ドームシティホールで上演されていた『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.3-。(以下ヒプステ/track3)

ヒプステは、track1から観ていたのですが、track1の時は千秋楽ライブビューイングのみ、track2の時は都合がつかずに配信+千秋楽ライブビューイングでした。

そして今回track3。
ついに念願叶って劇場で生のヒプステを体感する事が出来ました。

もーね。この舞台ほど生で観てよかった!!と言える舞台はないんじゃないでしょうか。

ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.3-
2020年10月2日~2020年10月11日
東京ドームシティホール
出演(敬称略)
オオサカディビジョン『どついたれ本舗』
白膠木 簓(ぬるで ささら):荒牧慶彦
躑躅森 盧笙(つつじもり ろしょう):里中将道
天谷奴 零(あまやど れい):東山義久

ゴヤディビジョン『Bad Ass Temple』
波羅夷 空却(はらい くうこう):廣野凌大
四十物 十四(あいもの じゅうし)加藤大
天国 獄(あまぐに ひとや):青柳塁斗

大蜘蛛 弾襄(おおぐも だんじょう):植野堀誠
小鳥遊 ハル(たかなし はる)星乃勇太
綿本 裕孝(わたもと ひろたか):北乃颯希
茜ヶ久保 遼太郎(あかねがくぼ りょうたろう):髙橋祐理

ディビジョン・ダンス・バトル “D.D.B”(Toyotaka RYO gash! SHINSUKE Dolton KENTA GeN KIMUTAKU)

劇場が光ってる

ヒプステは、チケット代が少々お高い事でも話題になっていますが、それもそのはず。
とにかく演出が派手。
ざっと記載しますと
プロジェクションマッピング
・あらゆる角度からのレーザー
・音楽ライブさながらの音響
・一部のダンサーさんが着用するLEDスーツ

など、舞台演劇ではあまりお目にかかれない様なド派手演出。

それに加えて、舞台冒頭で必ず世界観および『ヒプノシスマイク』とは何ぞやというナレーションが入るのですが、これがなんと山寺宏一さん。

ここまで豪華な布陣であれば、チケット代が高いのも頷けます。

生で観賞した事により、これら全ての演出を全身で受けたのですが、特にレーザーが凄かった。
中でもテーマ曲「Crush Your Mike」で会場全体に降り注ぐレーザーが印象に残っています。

音響面はもしかしたら映画館のライブビューイングでも再現可能かもしれませんが、照明はやはり現地で観劇する醍醐味ですね。

色気ダダ漏れ

今回のヒプステ、何よりもビックリしたのは東山さんが出演した事です。

しかも演出の植木豪さんとは長い付き合いなので、オファーかなと思いきやオーディション。
・・・ちょっとだけ同じオーディションを受けた方に同情してしまいました。
あの圧倒的な存在感を持つ東山さんが同じオーディション会場にいると思ったら・・・。

東山さんが演じた天谷奴零は、『ヒプノシスマイク』という作品の根幹とも言える様なキャラにして、飄々としており素性が掴めない謎多き男。
公式設定としては、元軍の技術開発部所属で『ヒプノシスマイク』を開発した張本人であるという事、国を牛耳っている『中王区』と密接な関係がある事などが明らかにされています。

過去2公演と比べると、東山さんを含め踊れるキャストぞろいではあったのですが、天谷奴のキャラクター的に東山さんのダンスシーンは控えめ。
しかしTwitterを覗いてみると、その僅かなダンスシーンでもがっちりお客さんの骨抜きにしていた様なので、流石と言わざるを得ません。

天谷奴の立ち絵の如く大きく開いた胸元をアピールするかの様に手を這わせたり、たまにちらりとサングラスを外して鋭い眼光を飛ばすなど、安定のセクシーさ。

(立ち絵はこちら)

CHARACTER|音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』オフィシャルサイト キングレコード EVIL LINE RECORDSが手掛ける音楽原作キャラクターラッププロジェクト“ヒプノシスマイク“公式 hypnosismic.com

まさに劇中歌『オオサカ24金マジック』の歌詞の通り『色気ダダ漏れ』状態でした。

千秋楽公演ではイケブクロ、ヨコハマ、シブヤ、シンジュクディビジョンが集結した『『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.4-』が2021年2月-3月に上演される事が解禁されるなど、2019年11月に初演を迎えてから1年足らずで怒涛の勢いを見せるヒプステ。
さらに、前作track2の再演『『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2 replay-』の上演も2021年3月に予定されています。

原作再現度の高さは2.5次元舞台随一と言っても過言ではないクオリティのヒプステ。
エンターテイメントショーの様な構成で舞台が初めての方も楽しめる事間違いなし!

機会があれば是非一度、ご観劇ください。

ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.3-』公式サイト

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage 音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』が舞台化。2020年10月、Rule the Stage –tr hypnosismic-stage.com

ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.4-』公式サイト

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage 音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』が舞台化。2021年2月、Rule the Stage –tra hypnosismic-stage.com

ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2 replay-』公式サイト

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage 音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』が舞台化。2021年3月にRule the Stage -tra hypnosismic-stage.com