主食:舞台

フリーライターが語る舞台のこととか、散文とか。

「変だよね」がもはやキャッチフレーズーキラメイジャー28話ー

期待を裏切らないどころかそれを上回って来た時雨回。

キラメイジャー世界での『俳優:押切時雨』って一体どんなポジションなんだ・・・。

『キラメイ音楽祭』は時雨のターン。

クソデカ大声

ネットスラングで『クソデカ大声』ってありますけど、それを実際にやってのける人がいました。
はい。押切時雨さんです。

分かる。分かるよ。
エンタメは確かに大切。
RADIO FISHのライブで御神体(オリラジ中田さん)も言ってた。

でも「エンタメだ!!!!」「エンターテインメントだ!!!!」って『!』が4つもつくような言い方しなくて大丈夫です。
あんなにデカい声で主張しなくていいです。びっくりするんで。

あれこそまさしく『クソデカ大声』を体現したシーンでしたね。

公式の扱いが酷くなってきた

そもそも時雨は、初メイン回で頭に万力がついているという盛大なインパクトがあるキャラでした。
クールキャラかと思いきや、全然違うじゃん!と3話目にして判明してしまった時雨。

そしてその回から端を発した「変だよね」という台詞。

その後の時雨回でも公式のツイートにハッシュタグで『変だよね』とつけられるなど、『変だよね』いじりが凄い。

心を閉ざしてしまった魔進ハコブーを元気づける為、劇中で披露されたソロ曲。
・・・なんでしょうか、あの謎PVは。
『歌ってる時雨の後ろで青い翼が生えてとんでる時雨』って、ハイセンスにも程があります。
歌い方も大分クセが強い。

そして、極めつけはそのPVがぶった切られてCMに行った事。
CM後は何事もなかったかのようにストーリーが進んでいってしまったので、あれは何かの幻覚だったのかと思ってしまうほど。
『キラメイ音楽祭』パートは例に漏れず名場面集だったので、本当にあのPVなんだったんだろう・・・。

是非とも完全版をBD・DVDの特典映像としてつけて欲しいです。

エンターテイナーという事にしておこう

他にも、得意の剣技でフルーツを食べやすい大きさに一発斬りしたり、某お笑い芸人さんのネタを完コピしたり・・・。(放送中、字幕表示onにしたら時雨の台詞がちゃんと『フォレ』になってました)

最後は何をやってもハコブーの心が動かない事に「悔しい」と大号泣したり。

まぁ、本人曰く「全てが布石で、全てが演技」だったとの事ですので、きっとキラメイジャー世界の『押切時雨』さんはエンターテイナーなんでしょう。

最初の方で『泣き』の芝居の練習をしていたのもちゃんと伏線でしたし。

そして、ここまで突き抜けている『押切時雨』を演じている水石亜飛夢さんも只者ではない気配を感じます。

今回はヨドンナが地球に降り立っていた事もあり、ヨドンヘイムは久々のなごやかモード。

「あれ」「これ」「それ」「どれ」のこそあど言葉だけで会話って成立するんですね・・・凄い。

時雨のキャラソン、あの謎PVのせいで全部持っていかれたけど、曲自体は普通・・・かと思いきや、まさかのサビの締めが「なんか〜なんか〜変だよね♪」
キャラソンにまで侵食してくる「変だよね」。
パワーワード感が計り知れない・・・。

ではまた来週。