主食:舞台

フリーライターが語る舞台のこととか、散文とか。

ガルザぁぁぁぁぁぁーキラメイジャー44話ー

はい、出ました。
最終回直前にOPなしでスタートするやつ。
充瑠の安否が不明という不穏さにぴったりの黒背景にじわーっとタイトルがでるやつ。

これなんかのフラグっぽいな

ガルザもキラメイレッドもいなくなったし、いよいよ地球に本格的に攻め込むぞという展開。

ヨドン皇帝がカナエマストーンの存在を知ったわけですが、現在の所持状況としては、
・キラメイジャー:3
・ヨドンヘイム:1
という状況。

なんとしてでも4つ揃えたい双方ですが、ヨドン皇帝はそのたった1つのカナエマストーンをヨドンヘイムに置いていくよう、ヨドンナに指示を出しました。

はい。このシーン。
今までキラメイジャーに鍛えられてきた視聴者諸氏は何らかのフラグを感じたのではないでしょうか?

ヨドンヘイムには(ヨドン皇帝サイドから見て)裏切り者のクランチュラがいます。
もしかしたらクランチュラがそこから盗み出してキラメイジャーに渡すっていうフラグかしらと思ったわけです。

結果は・・・。

見事大正解。
もちろん、単純にクランチュラが盗み出したということだけではないんですが、結果的にはそうなりました。

今回のサブタイトル

第44話のサブタイトルは「友よ、静かに眠れ」。

充瑠がいなくなったことと、ガルザがいなくなったことにかけてるんだろうなぁ程度には考えていましたが、これが思った以上に重たかった。

充瑠が生存することはありえるとは思っていたのですが、ガルザの安否が先週の段階では不明。

無事に地球に生還した充瑠が語ったのは、ガルザがヨドン皇帝の攻撃を受ける直前にオラディン王のように魂だけを魔進ジョーキーに飛ばし、救ってくれたというもの。

「やったー!ガルザ生きてたじゃん」と思ったのもつかの間、ガルザはオラディン王のようには生きられず、充瑠にジョーキーをたくし、またジョーキーにも充瑠をたくし、消えてしまったのです。

最後に残した言葉は「もし生まれ変わったら、今度は兄上と仲のよい兄弟になりたい」

せ、切ない・・・。
切なすぎる・・・。

はからずも朝から大号泣するところでした・・・。

本当はオラディン王と仲の良い兄弟でいたかったガルザ・・・。
なぜ日曜の朝からこんなに切ない思いにならなくてはいけないんだ、ヨドン皇帝許すまじ。

純度100%の悪

キラメイジャーの敵キャラたちは、みんなどこか愛嬌がありました。

邪面師たちは創造主のクランチュラの「楽しく地球制圧」というモットーがあったので当然。
ヨドンナもクールに見えて、地球のアイスが気に入って買い占めようとしました。
ガルザも悪の道を進んではいたのですが、百人一首回で札をしれっと読んだり、スピーカー邪面がやられて地球にもう騒音が届いていないのにそれに気づかずにノリノリでギターを演奏するなど、お茶目なシーンも。
クランチュラはもう、キャラクターそのものが「おとぼけ怪人」だったのに加えて、終盤の充瑠との和解ですよ。

そんな風に悪役らしからぬ一面がそれぞれにあったからなのか、ヨドン皇帝は純然たる悪。

部下は手駒でしかないので、クランチュラのように簡単に切り捨てますし、歯向かえばガルザのように消してしまいます。

そしてさらに今回、ヨドンナの姿で自身が封印されたときには「それならばヨドンナを排してしまえばいい」という考えでヨドンナを消し、復活。

もう非の打ち所がない悪役ですね。
純度100%の悪です。いっそ清々しい。

最終回、ヨドン皇帝vsキラメイジャーがどんな結末を迎えるのか注目です。

ヨドンナに芽生えた感情

今回ヨドン皇帝に切り捨てられてしまったヨドンナですが、「ここは、泣くところであってるかな」と死ぬ直前に少しだけ感情のようなものが芽生えました。

ヨドンナは「ヨドン皇帝の器」として作られたいわば人形のようなもの。
その人形が最期に感情を持つなんてこちらも切ないなぁと思っていたもつかの間。

次回予告でヨドン皇帝体内の椅子(座った人が表に出る主人格になる)にすがりつくヨドンナが映っていました。
感情を得たヨドンナが何か行動を起こすのでしょうか・・・。気になります。


フリーランスになって時間と心に余裕ができたことによって見始めたキラメイジャー。
全話駆け抜けてみての感想はまた別途書こうと思います。

最終回を迎えるのは残念ですが、4月にはFTLもありますし、今は映画もやっています。
映画は近々見に行く予定ですが、FTLも見に行けたらいいなぁと思っています。

それでは次週、最終回後にお会いしましょう。